
—AI時代の「リアリティ」と写真の価値を語る
フォトグラファー カク ユウシ が、プロフォトグラファーと広告クリエイターのための専門誌『COMMERCIAL PHOTO(コマーシャル・フォト)』2026年3月号(玄光社)の特集「注目の若手フォトグラファー」に選出・掲載されました。
さらに本特集に連動し、同号の表紙および特集扉ページのビジュアル撮影もカクユウシが担当しています。

特集「注目の 若手フォトグラファー」について
広告写真の現場では、技術や表現の更新スピードが加速し、
フォトグラファーに求められる役割も多様化しています。
本特集では、そうした変化の中で独自の視点を持ち、
次の時代を切り拓こうとする若手フォトグラファー5名にフォーカス。
カクユウシは、アマナを代表する若手フォトグラファーの一人として紹介され、
誌面では6ページにわたり、パーソナルワーク、近年の撮影事例、ロングインタビューが掲載されました。
AI時代の「リアリティ」と写真の価値
インタビューでは、カクが台湾でグラフィックデザイナーとして経験を積んだのち、
日本の写真表現に魅了され来日した経緯、
そして年間約80本近くの広告案件を手掛ける現在の制作スタイルについて語っています。
なかでも、クリエイティブシーンの大きな潮流である「AI技術との共存」に対する独自の視点は、
これからのビジュアル制作における新たな気づきを含んだ内容となっています。
AIの「完璧さ」の裏にある違和感を見極める
AI生成と実写を組み合わせるハイブリッドな制作現場が増えるなかで、
カクは、一見完璧に見えるAI画像に対しても「完璧なのに何かが足りない」と
感じるポイントを丁寧に言語化し、埋めていくことの重要性を示します。
フォトグラファーにしかわからない違和感を修正し、人が感じる「リアリティ」の条件を提案していくこと――。これこそが、これからのフォトグラファーの存在価値になっていくのではないか、という視点が
インタビューの中で手掛けた案件や作品とともに語られています。
パーソナルワークは「実験室」。写真でなければ残せない強さを探る
多忙な広告撮影の合間を縫って続けている作品撮り(パーソナルワーク)を、
カクは自身の「実験の場」と位置づけています。
たとえば始発に乗って朝の散歩にでかけ、会った人の表情を撮影するシリーズ。 この作品では、「社会的な武装をする前の人々の表情」や、
季節、時間、天候によって「二度と同じになることはない、朝特有の光」を撮りためて蓄積しています。
AIやCGでは代替しきれない、写真だからこそ残せる強さを探求し、
そこで得た光を捉え、再現する技術や視点を広告ワークへ還元する、
この循環が、カクユウシが制作するビジュアルを前へ推し進めていると言えます。

掲載誌には、この他、カクユウシが手掛けた作品や案件が多数掲載されています。
ぜひお手にとってご覧ください。
Photographer Profile
カクユウシ(Yushi Kaku)
台湾出身。台湾にてグラフィックデザイナーとして活動後、日本の広告写真に感銘を受け来日。写真家としてのキャリアをスタート。デザイナー出身ならではの構成力と、被写体の「リアリティ」を引き出す視点を武器に、広告写真、TVCM、エディ トリアルなど多岐にわたるフィールドで活動中。
16 Feb 2026













