
フォトグラファー大野咲子が、個 展「Parallel Self-Portraits」を開催します。
本展は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社が主催する第3回写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE(グラフゲート)」において、大野が優秀賞を受賞したことによる副賞として開催されるものです。

対話から紡ぎ出された写真と言葉
本作「Parallel Self-Portraits」は、写真と言葉によって構成された作品です。
大野の前作である 写真集『家族のあとさき』(PURPLE)の後書きに寄せた 「結果だけが人を幸せにも不幸にもするわけではない」という気づき、 そして写真展を訪れた観客からの 「作品を観ていると自分の中で封印している諦めがあるんだと自覚させられます」 という言葉をきっかけに、今回の制作が始まりました。
自ら選択した生き方もあれば、予期せぬ結果として迎えた現実もある――。
本展には、週末に夫婦の時間を過ごす人、子どもと2人で暮らしている人、 結婚を選択していない人、仕事を辞めて育児に注力する人、 不妊治療を経て子どもを授かった人・授からなかった人、病とともに過ごす人など、 様々な背景を持つ同世代の女性15名が登場します。
大野は、「見る/見られる」「撮る/撮られる」「話す/聞く」という関係性が 一方通行にならないよう、彼女たちと共に揺れる鏡の前で肩を並べ、 対話を重ねながらシャッターを切りました。 いくつもの出来事が重なり、一言では言い表せない人生を綺麗ごとにせず 真っ直ぐに語る彼女たちの姿と、その対話から紡ぎ出された写真と言葉が、見る者の心に深く問いかけます。
大野「隣の誰かの暮らしがすぐに見えてしまう今の時代。自分には訪れなかった、選ばなかった人生を目にして胸が「きゅっ」となることがあると思います。今回の制作を通して、そんな感情も肯定的なものへと変えていける、距離感を掴めてきた気がします。」
写真展概要
「Parallel Self-Portraits」
【キヤノンギャラリー銀座】
会期:2026年8月18日(火)〜8月22日(土)
時間:10:30~18:30
休館日:日曜・月曜・祝日休館
【キヤノンギャラリー大阪】
会期:2026年10月6日(火)〜10月10日(土)